2011年12月25日

横浜ニテ 我 燃エ尽キル

 業務報告:幾つかリンクを追加しました。


 2011年12月18日――この日は電気式華憐音楽集団を愛する者にとって特別な意味を持つ日と記憶されることになった。
 それは何故か。横浜BLITZにて多くのファンが待ち望んでいたであろうライヴが行われたからである。かく言う俺もその一人で、当日までワクワクしつつ指折り数えながらライヴの日を待っていた。さながらサンタを待つ子供のような気持ちだった。


 いざ行かん、横浜の地へ。
 18日。日曜日だけあって多くの親子連れを横目に、物販の列に並んだが…ここにきて目算を誤った。物販はチケットなしの人も参加可能なのもあるだろうが、それでも予想を超える長蛇の列が眼前にあった。結局第一物販終了時刻の15時過ぎまで並んだものの、何も買えずに終了。高を括ってしまった点は大いに反省せねば。

 そして会場へ。左手にmilktubのBambooさんの献花があるのを見て内心ニヤニヤしながら、再び物販の列へ。だが、今度は欲しい物が殆ど完売状態。ええいままよと、LPBOXを購入(商品は後日発送)。

 やや意気消沈しながらも2階席へ。既に今か今かと観衆の熱気は上がっていた。
 席について一息ついた時、消灯。

 SEにモーツァルトの「K626 ニ短調 レクイエム"キリエ"」が流れる。一人、また一人とメンバーが位置についていく。そして最後、我らが歌姫華憐様が登場。SEと相俟って隠すことなく堂々とした姿に胸を打たれた。赤の照明がこれほど合う御方も珍しいのではないだろうか。
 最初は「B.M.S.」から。初っぱなからエンジン全開で1階はノリノリであった。特に前列の方はヘドバン(ヘッドバンギング)、ちょろっとだがダイヴしている人もいて、思っていたよりも観衆がノリノリだったことが内心嬉しかった。

 華憐様のMC「10年間…待たせたな!」には観衆の心は奮えたことだろう。ここまで来たのか、と万感の思いで感慨に耽りながらも、この場に居合わせることが出来たことにただただ感謝した。

 1階はある意味戦場ともいえるほど観衆同士のエネルギーのぶつかり合いだったが、2階は割と客観的に観賞をしているという感じだった。背景に上田 メタヲ氏の絵(前半は電気式音楽集 赤盤、後半は電気式音楽集II、アンコール時は電気式音楽集 青盤のそれぞれのジャケット絵)が投影されたが、バンドと絵が見事に溶け合い、更に華憐様も絵に合わせた衣装と、滾らずにはいられなかった。

 途中電気氏がプロデュースしたarisaさんが登場。観衆も暖かく迎えて華憐様と2曲デュエットを披露。ゆったりした打ち込みでいい感じにクールダウンできた。

 後半は個人的にテンションが爆発。「Reisn d'ate」を皮切りに「機械人形」「White Wedding」「櫻舞う」などを演奏。特に「機械人形」は思い入れが強いせいか、イントロの部分で目頭が熱くなってしまった。式さんのギターに釘付けになりながら曲と共にノリまくった。ドラムの部分とか導入部分がライヴアレンジされていたのも嬉しかった。
 ちなみに「White Wedding」では上記にもある通り電気式音楽集IIのジャケットのようにウェディングドレスで華憐様がお歌いになられていた。
 「櫻舞う」では途中、楽曲のテンポに合わせてパンッ!と花びらの如く1階頭上を銀紙が舞う、という粋な演出が展開(後のアンコール時にはらりはらりと舞い落ちる銀紙が印象的だった)。

 若干前後するが、ウェディングドレスに衣装替えをする前にメンバー5人による楽器+ドラムソロを披露。電気さん、式さん、Gakuさん、音さん、集さんの順でソロを展開。インスト好きとしてはかなり盛り上がった。Twitterでも呟いたが、是非ともデンカレの楽器隊のみで何かアルバムを出して欲しいと思った。

 やや眺めの幕間(その間、合いの手を交えた場内一体のアンコールが止まなかった)を挟んで、鍵盤+華憐様による「サクラチル」からアンコールが始まった(三度背景の絵と華憐様の衣装が変わり、青盤のそれへ)。
 そしてここで第七のメンバー、雑用兼ギター担当、Twitterではお馴染みのDangさんが登場。サンタコスのいでたちで、何と観衆に3種のクリスマスプレゼントが。集さんが使用したドラムのバスのヘッド、華憐様使用のギター、White Box&Black Boxにそれぞれメンバーのサイン入りという激レアもの。例によって外れたが、当選した人たちの喜ばしい表情でお腹いっぱいに。
 そして何とMettalicaの名曲「Battery」を演奏…かと思いきや、ここでハプニング。集さんがバッテリー切れでダウン。さて、ドラムはいないものかと困った所にさり気なくドラムポジにいる人が。すわ誰だ?と思いきや、何とデンカレのジャケット絵、そしてCycファンにはお馴染みの絵師、上田 メタヲさんではないか。3年前に退社して久しいが、まさかドラムを叩けるのかと内心不安の観衆。そして次の曲は、多くの観衆が待ち望んでいたであろう「Vampire」。
 だが、不安は杞憂だった。集さんに勝るとも劣らぬドラミングでこれには観衆も歓声と熱気で応えた。俺もヘドバンせずにはいられなかった。この日、最も会場が過熱した瞬間だったと思う。
 再びドラムは集さんに戻り、「W.M.S.」。これまた終盤に相応しいチョイスだった。一部曲調がアレンジされていたが、「Vampire」で暖まった熱気を冷ますことなく盛り上げた。
 最後はお馴染み「まじげっちゅ」。メンバーも観衆も笑顔で締めくくるのにこれ以上ない曲である。ただただ、楽しくて。だが、そんな思いとは裏腹に、曲が終わり、喝采の中、終幕。
 それにしても、集さんのフリーダムさというか。やんちゃぶりは可愛かった。パワフル且つ濃厚なドラミングができるのに、実にいいギャップである。終わってみるとすっかり彼のファンになっていた。


 歌詞の間違いや演奏ミスなどがあったり、途中倒れる人が出たりとハプニングがあったものの、色々な意味で"暖かく"「楽しかった」の一言に尽き・集約されたのではなかろうか。まさにお祭りそのもののライヴだった。
 こんなに楽しい思いができるなら、20年だろうと50年だろうと余裕で待つことができる。尤もそれは現実的ではないが、行って良かった、と心底思えた。念願だった「機械人形」もライヴで演ってくれたし、思い残すことは何もないが、来年も久々に始動したすみっこソフトで新作「はるまで、くるる。」の主題歌を担当のようで。Black Cycでのようなメタル曲になるとは思えないが、それはそれとして楽しみである。


 今回ライヴに行けなかった人達の為にライヴDVD…は難しいにしても、アルバムは出して欲しい。行った者としては再びあの熱気を思い出したい、と思う者も少なからずいるだろう。今後も公式の動きをまったり静観するとしよう。

 それから物販はほとんど買えなかったが、数日後に一部を除く物販が予約限定発売ということで溜飲が下がった。限定Tシャツを買えなかったのは残念無念。だが、他の物販が買えるだけよしとせねば。


 存命中に再びあの熱気と演奏を目の当たりにする日を願いつつ、今宵もライヴの記憶の欠片を辿るのであった。



【セットリスト】
 01:B.M.S.
 02:expiate sin
 03:Nekuraholic
 04:Elder Things
 05:斬撃よ 唸れ 咆哮の如く
 06:Distorted Pain
 07:イノ血ノミズ
 08:CHAIN
 09:Endless Corridor
 10:時果つる夢

 11:Loveholic
 12:Mebius
 (11〜12、arisaさん登場&デュエット)

 13:Reisn d'ate
 14:機械人形
 15:Sudden Death R99

 [楽器隊メンバーソロ〜インストパート]

 16:White Wedding
 17:聖〜ひじり〜
 18:I pray
 19:櫻舞う

【アンコール】
 20:サクラチル
 21:Vampire
 22:W.M.S.
 23:まじげっちゅ
posted by 煤 at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ライヴ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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