2014年01月17日

音を楽しむ

 明けましておめでとうございます。
 今年も超マイペースによろしくお願いします。


 さて。新年一発目の今回はライヴレポです。

 さる1月13日、成人式で賑わっていた町中。移動中、晴れ姿のおぜう様方を見てほっこりしつつ、渋谷はLAST WALTZへ。見に行ったものは、題して「フェイドイン&ドップラー!」。

 結果的にPINPONSのライヴレポが連続したが、前回の記事で書いた所とは打って変わって、ライヴハウスである。
 入ってみると、座席が多さに目を引いた。今まで行ったライヴハウスでも座席の多い所は何軒かあるが、ここもゆったりライヴを楽しめる良い場所であった。照明の明暗が好みだったりする。
 今回驚いたのが、お客さんの数。この前のライヴとハコの規模が違うので単純に比較するのはどうかと思うが、少なく見積もっても2〜3倍は来ていた。もっとも、その中にはPINPONSのファンだけでなく、フェイターンやくたじゃのファンもいるので、あくまでトータルでだが。

 では、ライヴ本編について。
 まずは本命のPINPONSから。1曲目は「恋のライフセイバー」。鍵盤ハーモニカのゆりねさんとアコギのたけちーさんのコーラス入り。音を聴いていて「おっ」と思ったが、音の延びや反響が気持ち良いことに気がついた(特にリズム隊)。そういう設備になっているのか分からないが、いい"フェイドイン"だと思いつつ1曲目からいきなりノリノリに。
 軽くいつものノリのMCが入り、2曲連続で「週末論」「ゼッケン」。「月曜日なのに週末とはこれいかに?」というお約束のツッコミをしつつ。この辺はお馴染みのナンバーになりつつある。
 再びMCが入り、「スイセイムシ」。聴きながら思ったが、休日にこの曲を聴くことはものすごく贅沢なのではないだろうか。あくまでこの曲に関してだが、アルコール片手に歌うさっぽろさんが定着したようだ。
 そして「さよならを教えて」。他の曲の演奏でも言えるが、今回は前回以上に音がまとまっていた印象がある。だからだろうか。この曲の途中で見せる崩壊に清々しさを感じた。
 「さよならを〜」の余韻に浸りつつ、「幸福ノ原理」。
 「エーッ?」と我々聴衆に惜しまれつつ、ラストは「いたいけなリビドー」。ライヴでの初演奏だが、どこかノスタルジックな雰囲気を崩さず、曲に浸れた。

 前回と今回の2回のPINPONSのライヴで思ったことをいくつか。演奏曲が少ないのが良くもあり悪くもあり。物足りないなぁ、くらいなのがいいのかもしれない。1曲1曲の充足感は回を重ねる毎に増しているし、まだまだこれからが楽しみ。
 次に、さっぽろさんの歌はスタジオ盤で聴くよりも、ライヴで聴いた方がいい。スタジオ盤はダメというわけではない。スタジオ盤の曲を堪能した上で、彼女のパフォーマンス(歌も含む)はリアルタイムに体験してこそ、と確信した。毎回あたふた気味のグダグダしてしまうMCも、ある意味楽しみの一つといっていいだろう。ニコニコ歌うさっぽろさんの視聴すると幸せになれます。マジで。
 最後に、バンドのサウンドがより纏まってきた。そういうことも充足感の高さに繋がっているのだろうと思う。

 ……いつか「Butterfly」を演奏して欲しいなぁ。


 続いてはフェイターン with カタヤマトミオ。
 初めて見るユニットだが、これがまた面白い。ヴォーカル兼シンセ兼テルミン担当の宇宙人である沼娘(ぬまっこ)さんは伴奏をしながらのパフォーマンス(ヴォーカルも含む)がとても印象的。そして、無言で色々とフォローするトミオさんが微笑ましい。
 注目すべきはテルミンの演奏だろう。これまでそれなりに様々なバンドを目にしてきたが、テルミンを演奏しているアーティストを見かけたことはほとんどない。あるかもしれないが、残念なことに記憶に残っていない。それはとにかく、手の位置や動きでああも音色が変わるのかと、テルミンという楽器と沼娘さんの巧みな演奏にただただ感嘆していた。
 月や海といったことを歌っているが、どの曲も暖かみがあり、曲の浮遊感が心地良い。歌に乗って様々な所へ連れて行ってくれて、これまた充実且つ気持ちのいい、余韻の残ったユニットであった。


 トリはくたくたじゃがー、略してくたじゃ。
 前回のライヴでは電気くたじゃとして松島さんのソロがメインでの演奏だったが、今回はバンド形態による演奏。当然と言えば当然だが、前回とは音の厚さも曲自体もがらりと変わって完全に別ものとして楽しめた。特に前回のライヴにも出演していた中根さんのトロンボーンが熱い。完全にわたくしの好みだが、バンドに吹奏楽器の演奏者がいると一気にハイテンションになる。
 演奏も凄かったが、松島さんのパフォーマンスが埋没するどころか、際立っていた所は流石、というか。「おいちゃん達すげぇ!」(失礼)と思いながら終始勢いに圧倒されつつも、いつの間にか体がノリノリに乗っていた。


 最後の最後まで終わるのが惜しくなるほど音が楽しめた。
 繰り返しになるが、PINPONS目当てで今回のライヴに足を運んだ今回、いずれのバンド(ユニット)もとても興味深くもあり楽しくもあり、とても充実した休日を過ごすことが出来た。ライヴのタイトルにあるドップラーではないが、足を運んだ人達一人一人がいるからこそ、楽しい・充実したことが倍増された素晴らしいライヴになったのだろう。
 何度思って来たか分からないが、「ライヴはいいなぁ」。
 その言葉を咀嚼しつつ、愉快な気持ちと少しだけ後ろ髪を引かれながらLAST WALTZを後にした。
posted by 煤 at 04:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ライヴ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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